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現場がもっとも使いやすい生産管理システムを活用した生産性の向上

川島製作所 ソリューション戦略室・阿部賢吉室長に聞く

カワシマの包装機を使っているすべてのお客様でできる「生産性向上」の取り組みとは?

中小の食品メーカーや街の和洋菓子店等の製造現場では、従業員の質が機械の稼働率やロス率に大きく関わっているといいます。加えて、製造現場の人材不足が深刻化している昨今、従業員の生産性をいかに向上させるかは、規模の小さい製造現場ほど、重要になっています。
機械の稼働率を上げ、製品や包材、タイムロスを防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
今回は、そうした問題解決の糸口となる、働く人一人ひとりの特性までもがわかるKAWASHIMAの生産管理システムについて、ソリューション戦略室・阿部賢吉室長にインタビューしました。


株式会社川島製作所 阿部賢吉
包装ソリューションブログVol.1はこちら

従業員の生産性向上のためにできること

>コロナ禍が少し落ち着いてきた今、日本の景気を左右する重要事項の一つとして、中小企業の人材不足が挙げられています。食品製造の現場でも、昨今の人手不足は深刻な状況となっており、とくに人材が集まりにくい中小企業では、今以上に生産性を向上させていく取り組みが急務だといわれています。
そうした状況の中、川島製作所では、中小の食品メーカーや街の和洋菓子店の製造現場でも取り入れることができる生産管理システムをつくられたのですよね。

阿部:「生産性の向上」というと、大手企業などでは、製造ラインの自動化により省人化や稼働率向上、ロス率低減を行う取り組みなどがなされていますが、中小企業の製造現場においては、製造ラインの自動化はそこまで進んでいません。なぜなら、そうした企業の特徴として、少量多品種生産があり、自動化を行う場合でも切り替え作業に時間を要す等、費用対効果を生み出し難いと考えられているからです。
小規模の生産現場では、製品ごとにラインがあるわけではなく、一つか、多くて二つほどのラインを製品によって切り替えて使っている企業がほとんどだと思います。
多品種生産の場合、それぞれの製品ごとに細かな作業が必要になることも多く、シンプルに自動化が難しいという理由もあります。

製品の供給は手作業。箱詰めも手作業。
機械にトラブルが発生した際に、どこが原因か確認して修理をする工務や保全といった専門の部署はなく、社内にいる、少し機械に強い人が修理を担当したりしていることもあります。
長年働いているパート従業員の中には、機械のクセや不具合時の対処方法を経験から学んだ人がいるなど、従業員個人の特性や経験によってカバーしている状況なのです。
 
>それだけ「個人」の能力に頼っているとなると、作業者によって機械の稼働率が変わってしまうこともありそうですね。

阿部:そこが今、中小企業の大きな課題となっています。
アイテム変更時における機械の切り替え作業では、人による違いが顕著に現れます。切り替え作業に要した時間はもちろんのこと、調整時に使用する包材の量なども大きく変わります。経験が少ない不慣れな人や不向きな人がこの作業を行うと時間もかかり包材ロスが増加します。また各機器や部品のセッティングが微妙に異なると、包装の仕上がり、稼働率、ロス率にマイナス方向に影響を与えることになります。ほかにも、機械への製品供給なども、担当者によって稼働率やロス率が変わってくる部分です。
実際、同じ商品を同じ数量生産しても、日によって(作業者によって)稼働率やロス率が変わる事態が、多くの製造現場で起きています。
その理由を経営陣や工場長に訊ねても、明確な解答が得られないことが大半です。現場の人たちは、なんとなくそのことに気付いていいますが具体的な理由はわからないのです。

>同じ商品をつくっているのに稼働率やロス率が変動する。その原因がわからないままというのは問題ですよね。製品がどのくらいの時間で何個つくれるのかが、1日ごとに大きく違っては、つくりすぎて売れ残ってしまったり、製造が追いつかずに機会損失をしてしまったりすることもありそうです。

阿部:そうした現場でいかに生産性を向上させていけばいいのか。
当社の横ピロー包装機を使われているお客様の話をうかがうことで誕生したのが、当社の生産管理システムです。それによって、生産ラインの可視化が可能となり、ひいては生産性の向上が実現できます。

>生産管理システムによる生産性向上というと、大手企業が行う取り組みというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

阿部:そうですね。でも私は、中小企業や街の小さな和洋菓子店など、規模の小さい製造現場にこそ、当社の提案する生産管理システムを活用してほしいと考えています。
なぜなら、川島製作所が提案する生産管理システムで生産ラインを可視化することで、既存の従業員の能力を向上させ、生産性を上げることができると考えているからです。

生産状況を可視化することで見えてくるもの

>「ラインの可視化」が従業員の能力アップにつながるというのは、どうしてでしょうか。

阿部:生産管理システムでは、誰が、いつ、どんな作業をして、それにどれくらいの時間を要したか、そうしたことをすべて記録し、数字で見ることができます。
今までは、「あの人が切り替えを担当すると、早く作業が終わっている気がする」といった“なんとなく”感じていたものが、数字ではっきりと示されます。そうなれば、従業員一人ひとりの適性や能力を正確に把握できるようになります。
たとえば、「切り替え作業時間がAさんとBさんは5分かかるがCさんは10分かかっている」。でも「Cさんは清掃が誰よりも早く丁寧」など、従業員の得意分野を見つけることもできます。
また、数値ではっきりと示されることで、Cさんに対して、あと3分早くできるように切り替えの練習をしてほしいなどと苦手分野の克服を促したり、改めて研修に出てもらったりするための具体的な根拠にもなるのです。

>どこがどう優れていて、どこが良くないのかが数字で具体的に指摘されれば、何をどう直せばいいのかも明確に伝わりますね。

阿部:個人の特性にあった仕事の割り振りの根拠となるデータも手に入ります。
これまで、従業員の経験や得手不得手によって大きく変化していた生産効率の中身が、具体的に可視化されるようになるのです。

この「見える化」は、作業に時間がかかる人を見つけだして糾弾するといった意図でやるものではありません。数字が見えることで、従業員を適材適所へ配置することが可能になるということです。

>ほかにもヒューマンエラーの防止にも役立ちそうですね。

阿部:一般的に包装ラインは、包装機以外に、異物混入の有無や重量計測する検査機器、賞味期限などを捺印する印字装置などが複数の機器で構成されています。
通常こうした機器同士はシステムとして連動していないため、アイテム切り替え時には、機器毎にアイテムを変更するのが常でした。そのため、ある機器だけが別のアイテムに設定されてしまっていたなど、切り替え忘れや、間違いがごく稀に起きていました。“稀に”といっても、こうした間違いは大きな問題につながることもあり、この問題をいかに少なくするかは、製造を行う全ての企業の課題です。とりわけ少量多品種生産をする中小企業では、専用ラインと比較しそのリスクが高いと言えます。
生産管理システムを導入すれば、それぞれの機器を連動させることができ、包装機のアイテムを変更すれば、付随してほかの機器のアイテムも変わるため、切り替えミスもなくなり、手間も省けます。

>これまで紙で行っていた点検記録についても、自動化できるようにされたのですよね。

阿部:従来の点検作業や確認作業は、紙への記入をベースとしていました。表現は悪いのですが、紙への記入はその作業を実施したか否かに関わらず記入することが出来ます。
実際あるお客様先で包材と印字内容が異なる問題が発生、点検記録を確認したところ印字内容欄には「問題なし」とチェックがつけられていました。印字内容の間違いは、見ればすぐにわかる類のものです。恐らく、きちんと確認せずにチェックを入れていたと考えられます。
そのお客様では、担当者と上長が2重チェックをする仕組みでしたが、ミスが発覚した後3重チェックをすることになりました。ところが、またしても同じ問題が発生したのです。
チェックする人数を増やしても、人がやる以上ミスをなくすのは不可能です。きちんと見ていなくてもチェックできてしまう仕組み自体に問題があり、この仕組みを変えなければ同じミスが起こる可能性は防げない。
点検記録の自動化は、人が介在することで発生するミスを極力減らすために、仕組みを変更することにした結果です。
人は「うっかり」ミスをします。ミスが分かったとき、ごまかしたり、隠そうとしたりすることもあるかもしれません。そうしたことを防ぐには、人でなければできない作業以外は、すべて自動化したほうがいいといえます。

>どんなに自動化を進めても、人の手でやらなければならないことは残りますよね。

阿部:人が担う必要がある部分に関しては、動画を撮影し記録を残すようにしました。
たとえば、ヒータブロックの清掃は今のところ人がやる必要があります。清掃を行う条件はお客様により様々ですが、その条件に則り、掃除する場面を動画収録することで第三者が確認できるようにしています。
 
仮に問題が発生した場合でも、実際どのような作業がなされていたか、記録があれば、原因分析が出来ます。
人を疑うことは良いことではありませんが、品質に絡む大事な作業であるからこそ、一定の抑止は必要であり、その効果に結び付けばと考えます。

>包材の交換の時間、機械の切り替えの時間、何分で何個できたのかといった数字による生産ラインの可視化や、清掃など動画を活用した作業風景の様子などを併せて保存することで、安全性の向上や間違い防止につなげることができるのですね。

阿部:だからこそ、マンパワーに頼らざるを得ない中小規模の製造現場にこそ必要なものだと確信しています。

規模の小さなお店にこそ使ってほしいKAWASHIMAの生産管理システム

>今、景気を左右する大きな要因として「人手不足」がいわれていますね。

阿部:新型コロナが蔓延する以前は、景気悪化の要因として『人手不足』が何年も1位でした。
コロナ禍によりこの人手不足はさらに深刻化し、食品の製造現場では時給を上げても人が雇えない状況が続いています。例え大手メーカーであってもこの問題に悩まされているのですから、中小企業ともなれば、そうした傾向はより顕著であり、今後もますますこの傾向が加速すると感じています。
 
この解決策への近道は、自動化による省人化であることは間違いありませんが、先に述べたように、それを実現するのは困難なお客様がいらっしゃるのも事実です。そういったお客様には少しでも人の手でやらなければならない部分を少なくしていく必要があると思います。同時に、人を選ばず、人に頼らず、どんな人にも扱え、誰がやっても同じ生産性を出すことができる包装機であることが重要と考えます。
理想に近いことかも知れませんが、そういう包装機に少しでも近づけるためには、全ての作業を時間という基準で可視化することが一番の方法のような気がします。

>たとえば商品の切り替え時に、同じ所で何人もが時間をかけているとすれば、包装機に扱いにくい箇所があると予測することができますね。

阿部:生産管理システムでは、そうした不都合がある箇所をピンポイントで見つけることが可能です。包装機の改良も、データに基づき効率よくできるようになるのではないかと期待しています。
こうした生産管理システムの導入によってさまざまなデータを蓄積し、誰でも同じように使える理想の包装機の実現を目指します。

>生産管理システムは、他社からも出ているものだと思いますが、KAWASHIMAのつくる生産管理システムだからこその特徴は、どういうところにありますか。

阿部:そこは、やはり横ピロー包装機のメーカーだからこそ、横ピロー包装機を導入している現場に即したシステムとなっているというところです。
たとえば、点検記録のペーパーレス化は、現場の要望が強くあった部分ですが、他社のシステムで導入しているところは少ないのではないでしょうか。
また、中小企業にも使いやすいように、汎用性の高いシステムとなっていることも特徴です。

>生産管理システムというと、大抵は会社の要望に沿ってオリジナルのものをつくったり、パッケージにさまざまな要望を組み込んでカスタマイズ化したりすることが多いように思えます。ただそうなると、価格も高く使い方も限定されてしまいますね。

阿部:システムにそこまで予算をかけることができない中小の製造現場では、最初から、生産ラインの可視化をあきらめてしまっている担当者もいるはずです。
今回川島製作所がご提案するシステムは、中小問わず多くの製造工場で使ってもらいやすいよう、月額使用料などは必要なく、費用は1回支払うだけの売りきりのソフトという形で提供を考えています。従業員の能力如何で生産効率が劇的に変わってしまうような製造現場にこそ、このシステムを使ってもらいたいと思うからです。

>生産管理システムから得られる情報をうまく活用することで、さまざまな改善ができそうですね。

阿部:ゆくゆくは、データの確認も当社が担当し、当社からデータを活用したさまざまな提案ができるようにしていきたいと考えています。
データが蓄積されると予防保全へ予兆保全が実現出来るといった提案も大事ですが、当たり前と思っていたことを変えるような提案に結びつけばと思います。
たとえばですが、横ピロ―包装機へ製品を供給する人の背の高さは様々ですが、横ピロ―包装機の製品供給部の高さは800㎜前後が一般的で固定されています。これって不思議ですよね。
例えば包材の切り替え作業が遅い人がいたとして、それはその人の能力によるものなのか、そもそも包材をセットし包材を通していく工程が高い位置にあるからなのか、これって判断が難しいですよね。
こういったこともデータで立証し、少しでも稼働率が上がる、ロス率を低減させる提案ができればと考えています。

私たちは包装機メーカーですが、包装に関するあらゆることを提案していくソリューションメーカーでもあります。
だからこそ、使う人によりそった機械やシステムをつくり、人と人とをつなげていきたいと考えています。

川島製作所は包装機械を通じて、お客様が抱えるそれぞれの課題を解決します。
私たちの製品、そして私たち自身は、お客様の課題解決のために存在しています。
 
展示会では、そんな川島製作所が提案する新たな生産管理システムの価値を体感してください。


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